千葉市役所で北朝鮮拉致問題パネル展開幕 20日まで 経緯など詳しく紹介
北朝鮮による拉致問題への関心を深めてもらおうと、千葉市が主催する「拉致問題啓発パネル展」が9日、市役所本庁舎1階で始まった。20日まで。 北朝鮮人権侵害問題啓発週間(10~16日)に合わせた取り組みで、同市主催でのパネル展開催は初めて。米バイデン大統領と、横田めぐみさん(60)=拉致当時(13)=の母、早紀江さんら拉致被害者家族が面会する様子の写真などとともに、拉致問題を巡る経緯などが詳しく紹介されている。 北朝鮮に拉致された疑いを否定できない特定失踪者は470人で、このうち、千葉市内で拉致された可能性が濃厚なのは3人いる。 市地域安全課の担当者は「拉致問題発生から40年以上経過し、解決に向けて一刻の猶予も許されない状況のなか、パネル展で解決に向けた機運を高めたい」と来場を呼び掛けた。 入場無料。平日午前8時半~午後5時半。来年2月3日から同7日にも開催される。来場者アンケートに回答すると、レジャー施設の入場料などに使える「ちばシティポイント」が、50ポイント贈呈される。(松崎翼)