【新日本】IWGPグローバル王者辻陽太が初防衛「オカダ、あいつを送り込んできた理由は何だ」
<新日本プロレス:WRESTLE DYNASTY大会>◇5日◇東京ドーム 新日本のIWGPグローバル・ヘビー級王者辻陽太(31)が初防衛に成功した。AEW所属のジャック・ペリー(元ジャングルボーイ=27)の挑戦を受け、13分15秒、ジーンブラスター(スピアー)からの片エビ固めでベルトを守りきった。 前日4日に元王者デビッド・フィンレーを撃破していた辻はペリーの動きを次々と読んでいた。フットスタンプで頭を踏みつけ、頭突きからのショルダータックルも成功。ペリーの逆水平チョップ、串刺しのラリアットなどをしのぐと、カウンターで風車式背骨折りで反撃。エルボー合戦、チョップ合戦で競り合い、ペリーの変形デスバレーボム、短距離式ニーアタックを耐え抜き、ラリアットの攻防からジーンブラスターをさく裂させ、勝負を決めた。 AEWでベリーはオカダ・カズチカと同じユニット「ジ・エリート」に所属している。辻は一方的にベリーがオカダからの「刺客」であると判断し、ペリーを挑戦者として迎え撃っていた。辻は「おい、オカダ・カズチカ、あいつを送り込んできた理由は何だ。AEW、あいつを送り込んできた理由は何だ。理由はともあれ、最初の防衛戦は危なげなくかっただろ。 オレがこのベルトを取ったあかつきにはやりたいことをやっていく」と自信の表情だった。 グローバル・ヘビー級王座はIWGP・USヘビー級王座が代わる世界に視野を広げた新ベルトとして新日本が管轄している。昨年1月に誕生したばかりの新王座。ベルトの価値を上げていく自覚も十分にある辻は「現状でも戦いたいヤツがいる。このベルトを使って何をしようかな」と不敵な笑みを浮かべていた。