タイガー・ウッズもローリー・マキロイに教わった! フェードのコントロールショット”キッサーカット(通称)”を打ってみよう【前編】
タイガーやマキロイが登場するテーラーメイドの動画をご存じだろうか。その動画内でタイガーがマキロイからフェードのコントロールショット通称”キッサーカット”を教わっており、「週刊ゴルフダイジェスト」11月5日号ではその特徴や打ち方などを紹介している。これが我々アマチュアにも大いに参考になるというので、「みんなのゴルフダイジェスト」でも2回に分けてご紹介しよう。【全2回中1回目】 タイガーがマキロイにフェードを学ぶ動画“Tiger Woods'Driver Clinic"
面白い動画がある。「テーラーメイドゴルフ日本公式チャンネル」(YouTube)の“Tiger Woods'Driver Clinic"というタイトルがサムネイル画像にあるものだが、チームテーラーメイドのタイガー・ウッズとローリー・マキロイ、ネリー・コルダの豪華3選手が登場する。 注目していただきたいのは、16分強の動画の10分30秒過ぎ当たりからのタイガーがマキロイにフェードの打ち方を教えてもらうパート。マキロイのフェードをタイガーが「キッサーカット」と呼び、そのフェードを打って見せてくれと頼むと、マキロイが打ち方を解説してくれるのだ。 この「キッサーカット」、どうやらタイガーが考えた独特のネーミングで、「ン~ッア」とキスの擬音を口走りながらタイガーが投げキスをするようなポーズをするので、タイガーにとってはこのマキロイのフェードのインパクトイメージがキスに近いのか、はたまた弾道のイメージなのか、あるいはキッサーの「追従する」という「キスする人」以外の意味から名付けられたのか、その真意は定かではないが、タイガーはマキロイのフェードをそう呼ぶのだ。 「ここ最近のタイガーはティーショットでフェアウェイに置きにいくときに、スライスに近いフェードを多用していますね」と言うのは伊丹大介プロ。 「パワーフェードという言葉が流行りましたが、マキロイのキッサーカットはよりコントロール性を重視した『ストレートフェード』と言える球です。最近のツアーでは男子も女子も、フェードのコントロールショットを多用する傾向があります。以前は左ドッグレッグの多いオーガスタはドローで攻めるのがセオリーでしたが、昨年のジョン・ラームなどは徹底してフェードで攻めていました。また飛距離がほしい女子プロも、以前はドローが多かったですが、最近は持ち球をフェードに変える選手が増えてきました。弾道の安定性はフェードのほうが有利でアマチュアの方にも同じことが言えます。アマチュアも“キッサーカット”を覚えれば、スコアメイクにきっと役立ちますよ」