日本の“お家芸”・化粧下地がとんでもないことになっている…世界から熱視線、日本のコスメの名作5選
#4 “米発酵”モノなら負けないという自負がもたらした確固たる名品たち
発酵成分配合の化粧品がブームともなる中で、別格の存在感を見せつけるのが、米発酵もの。米を発酵させた結果、想像を超えるほどの優れた美肌効果が得られることで1つのジャンルを作り上げた。 米も発酵も、日本の食を古代から支えてきただけに、日本人のDNAの中に米発酵に対する特別な受容体があるのではないかと思うほどに、素晴らしい美肌実感を得ることができるのだ。それを象徴するのがライスパワーNo.11という米発酵成分。 勇心酒造が長い歳月をかけて開発した日本初“肌の保水能改善効果”を持つ薬用成分は、シワ改善効果も発見され、ますます大きな期待を集めている。 黒米発酵コスメも誕生後いきなりの大ヒット。日本が誇る米発酵から目が離せない。 第一三共ヘルスケアダイレクト 勇心酒造 シロク
#5 そして日本が誇る、飄々たるロングセラー列伝
日本には50年間、トップセラーであり続けるモンスター的ロングセラーが少なくない。それもまた日本の職人技を裏付ける。 古い順に「アルビオン スキンコンディショナー」今年50周年の白濁化粧水は、全方位にぐるりと効き手放せなくなる中毒性あり。 「ドモホルンリンクル クリーム20」シミにもシワにも効くマルチエイジングケアの先駆け。やはり50周年! 「SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンス」そもそも発酵美容が全方位に効くことを世に知らしめたのはこれだった! 「KOSE 雪肌精」今年リニューアルして名品ぶりを見せつけた。 「エレガンス ラ プードル」なんと35年も売れ続ける白粉なんてほぼ世界遺産。ロングセラーって素晴らしいとしみじみ実感。 アルビオン 再春館製薬所 SK-Ⅱ コーセー エレガンス コスメティックス 齋藤 薫 (さいとう かおる) 女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。
齋藤 薫