BMW&ラズガットリオグルが連勝街道を突っ走る! | FIM スーパーバイク世界選手権 2024 第6戦 決勝レース2 モスト プレビュー
強烈なインパクトを示すトプラク・ラズガットリオグル(BMW)には早くもMotoGP転向の噂が巻き起こっています。ドゥカティからヤマハのサテライトチームに鞍替えするプラマックレーシングのライダーに2025年から就任するのでは?との噂があります。ラズガットリオグルは昨年でヤマハと袂を分かちましたが、念願のMotoGP移籍のチャンスです。
しかし、BMWとの2年契約の1年目であることから、この契約をクリアにしなければなりません。BMWとしても当然、この契約を手放す理由はないでしょう。同じ「BMW Motorrad WSBK Team」のマイケル・ファンデルマーク(BMW)が最高位4位のランキング9位に沈んでいる状況ですから、ラズガットリオグルは今後のBMWのレース活動を考えても不可欠な存在と言えます。
そんなトプラク・ラズガットリオグル(BMW)の連勝街道はまだ続きそう。第6戦・モスト(チェコ)も彼が得意とするサーキットで3年間の9レースで5勝をマークしていますし、8レースで表彰台フィニッシュしているコースなのです。ポイントもすでに2位のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)に対して41点の差をつけていますし、前半戦の締めくくりとなるモストで3連勝となれば、チャンピオン争いではかなり優位に立つことができます。
そんなラズガットリオグルのショータイムとなっているWSBKですが、ドニントンパークでは他にもポジティブな要素もありました。今季ヤマハにこれまた電撃移籍となったジョナサン・レイ(ヤマハ)がスーパーポールレースで移籍後初の3位表彰台を獲得しました。予想以上にヤマハへの乗り換えに苦労していたレイですがようやく結果が残るようになってきました。
そして、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)を今年は追いかける立場になってしまっているドゥカティ勢では、ルーキーのニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がミサノ、ドニントンの6レースで5回の2位表彰台。この2ラウンドでチャンピオンのアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)を凌駕しています。開幕戦のフィリップアイランドでデビューウインを達成したスーパールーキーが更なる勝利を獲得できれば、シーズン後半戦は面白くなっていくでしょう。