【注目新馬】〝筋金入り〟の短距離血統モーリス産駒スマートセラム 母はスプリント5勝アイラブリリ
<美浦>今年のクラシック戦線をにぎわせた加藤士厩舎が、開幕週のレーヴドロペラに続いてデビューさせるのはシュガーハイ(牡=父リオンディーズ、母ミリオンセラーⅡ)。「牧場でも動きが良く走りそうな雰囲気だし、ゆったりした距離も合いそう。まだ緩さがあって使いながらという感じだけど期待しています」と加藤士調教師。6月9日の東京芝1800メートルでデビュー予定。鞍上は北村宏。 <栗東>13年京阪杯2着など、芝1200メートルで5勝したアイラブリリを母に持つスマートセラム(牡=父モーリス・須貝)。先々週に入厩し、先週のゲート試験に合格。「血統的に兄弟も短いところで活躍しているように体形、気性的に短距離向きで父もモーリスだからね。牧場でも乗り込んできたので調教はやればいくらでも動くと思う」と担当の野本厩務員。今後の予定は未定ながら、短距離路線では要注目の1頭になりそうだ。 6月2日の京都芝内1400メートルにはイスラボニータ産駒のエルモッソペンドロ(牡=母クロスペンデュラム・西村)がスタンバイ。新田助手は「真面目でおとなしく、新馬向きの気性をしていますよ。背中の感触は小さいなりに悪くないです。ゲートは速いですし、二の脚も速いですね」と初陣を心待ちする。
東スポ競馬編集部