刑務官から管制官へキャリアチェンジ!? 桜美林大学の学生にランパンプスがインタビュー!
寺内:それで、公務員を辞めて大学に入り直したんだ。前の公務員は何をしてたんですか? 渡辺:刑務官です。 寺内:刑務官!? 小林:拘束されてるのが空へ解き放たれたんだ!
寺内:社会人を経て入学する人も多いんですか? 岡本:フライト・オペレーションコースでは結構多いですね。私は現役ですが、中には旅行会社等に複数年勤務した後に「やっぱりパイロットになりたい」と桜美林大学に入学してくる方もいらっしゃいます。 小林:宇宙兄弟みたい! 寺内:卒業後に管制官になる人は多いんですか? 渡辺:実は全員がなれるわけじゃないんです。 寺内:難しいんだ! 渡辺:一年生時は航空の知識を学んで、二年生からコースが3つに分かれるんですけれど、航空管制コースは40人くらいなのですが、去年初めて卒業生が出たんですけど合格者は3人でした。公務員試験の中でもトップレベルの試験なので、そもそも受験できるレベルになるのがすごく難しいんです。
寺内:合格率10%! 渡辺:それでも一般と比べたら合格率は高いんですよ。 小林:航空・マネジメント学群ならではの勉強などはあるんですか? 岡本:シミュレーターですかね。大学で3機保有しているのですが、トップクラスの数だと思います。 小林:リアルなの? 岡本:すごいリアルですね。日本でも操縦訓練をするので、経験豊富な教授陣から、技術や判断力であったり、様々なフローを学ぶことができて、そこから訓練地に派遣されて、実際の飛行機を操縦するという流れになります。
寺内:管制訓練もシミュレーターがあるの? 渡辺:二年生からシミュレーターの授業があります。本当にリアルなんですよ!
小林:おお、すげえ! 寺内:管制シミュレーターかっこいいな! 岡本:あと「ならでは」で言うと、座学では気象も普通の天気予報とはまた違った観点から学びます。横に見るのに加えて、縦に見るんです。 寺内:天気を縦に見るの? でも、確かに「雨雲の上がめっちゃ晴れてる!」みたいなこと飛行機乗ってるとあるもんね。 小林:俺たちは地下にずっといるのに……売れもせず。