日本航空「システムは復旧しました」サイバー攻撃による障害発生もデータ流出などは確認されず
サイバー攻撃によるシステム障害が生じ、一部の飛行機に遅れが生じるなど運航に影響が出ていた日本航空は26日午後、運航情報の公式X(旧ツイッター)を更新し、システムが復旧したことを発表した。 午後2時に発表した「【ネットワーク機器不具合に関するお知らせ】」で「障害の原因ならびに影響範囲を特定し、システムは復旧いたしました。本不具合は大量データ送付による障害に起因するものであり、顧客データ流出やウイルス被害は生じておりません。状況の確認が取れ次第、続報にてお知らせいたします」と投稿。システク復旧とともに、不具合の理由は大量データ送付による障害に起因するものだったことを公表。また、顧客データ流出やウイルスによる被害は生じていないとも明かした。 運航情報の公式Xはその後も情報を更新しており、本日出発分の国内線、国際線の航空券販売は再開したものの、本日出発する国内線の「空港空席待ちサービス」や「空港空席待ち」サービスなどは、手続きを停止していることを報告。「遅延便と欠航便が発生しておりますため、最新情報をWebサイトでご確認ください」と、利用者に呼び掛けた。 サイバー攻撃によるシステム復旧という事態を受け、この日「日本航空」がトレンドワードになるなど、ユーザーの大きな関心を集めた。年末年始の帰省が本格化する直前の事態に、SNSには不安のコメントが相次いだが、システム復旧の発表を受けて、SNSには「お疲れ様でした」と、日本航空をねぎらうコメントも寄せられた。