陸上自衛隊駐屯地を開放して夏祭り 京都・福知山で市民2600人
京都府福知山市の陸上自衛隊福知山駐屯地は、駐屯地を一般解放しての夏祭りを7日夜に開き、隊員家族や市内外の親子連れら約2600人(主催者発表)が訪れた。屋台の出店や自衛隊車両への乗車体験などがあり、駐屯地内は子どもたちの楽しそうな声が響いた。 普段は入れない駐屯地で祭りを楽しんでもらい、自衛隊に親しむ機会になればと毎年開いている。 様々な業者が飲食物を販売する売店が並んだほか、陸曹の親睦団体・曹友会(山崎栄太朗会長)の隊員らが運営する輪投げやスーパーボールすくいなどの屋台、お化け屋敷があり、どれも多くの人でにぎわった。 広場中央に設けられたやぐらの前では、駐屯地の音楽同好会や福知山酒呑鬼太鼓の演奏などがあったほか、装輪装甲車の82式指揮通信車との「ちびっこ綱引き大会」もあった。 全長5・72メートル、幅2・48メートル、高さ2・38メートルで重量13・6トンの巨大な車両に子どもたち約60人が挑み、車両にくくり付けられた綱を思いっきり引っ張ったがびくともしない。大人たちも参戦し、息を合わせて引っ張るとようやく車両が動き始め、みんなで喜んだ。 綱引きに参加した5歳児は「みんなで引っ張ったから簡単だった。楽しかった」とうれしそうに話していた。