【MLB】 ルーゴが8回12Kの好投でロイヤルズ勝利 エンゼルスは再び最下位に転落 つぎはぎだらけの打線で苦戦もやむなし
【ロイヤルズ4-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
日本時間5月13日、ロイヤルズとエンゼルスの4連戦の最終戦はロイヤルズに軍配が上がった。ロイヤルズは4回表に5連打とスクイズで4点を先制する。ロイヤルズ先発セス・ルーゴはそれに応え、8回12奪三振無四球1失点の完璧なピッチングを展開。ロイヤルズはその後も盤石の継投でつなぎ、4対2で逃げ切って勝利した。ロイヤルズはこのシリーズを3勝1敗で終え、首位ガーディアンズまで0.5ゲーム差に詰め寄った。敗れたエンゼルスは西地区最下位に再び転落した。 【動画】ロイヤルズ先発のルーゴが自己最多の12奪三振を記録(MLB.comより) 昨日はエースのコール・レイガンスが炎上したロイヤルズだが、このシリーズではレイガンス以外の先発投手の好投が鍵となった。初戦のマイケル・ワカ、2戦目のアレック・マーシュ、そして今日のルーゴはいずれも好投。長引く低迷の要因となっていた脆弱な投手陣が一気に改善したことが、今季のロイヤルズの躍進を支えている。ローテーションの防御率とクオリティスタートの数はともにメジャー4位の高水準だ。今日6勝目(1敗)を挙げたルーゴは、これで防御率を1.69にまで下げ、ア・リーグ防御率ランキング1位を堅持している。 昨日の勝利で地区最下位を脱したエンゼルスだったが、敗北とアストロズの勝利によって再び最下位に戻った。6敗目(2勝)を喫した先発のパトリック・サンドバルは、今日も粘りのピッチングでゲームメイク。しかし、4点のビハインドは、好投手ルーゴと対する今のエンゼルス打線には重すぎた。マイク・トラウトやアンソニー・レンドンに引き続き、このシリーズ直前にブランドン・ドルーリーとルイス・レンヒーフォまでも失ったエンゼルス打線に、既に開幕時のフルメンバーの面影はない。穴埋めのためにマイナーやウェーバーから、そして金銭トレードによって集められたベテランが多くラインナップに名を連ね、烏合の衆という感は否めない。ジョー・アデルのように成長を見せる若手がいるのは救いだが、エンゼルスにとっては我慢の時期はしばらく続きそうだ。