「決まったのは今日」「GMしかないと言われた」「まだ98試合ある、全然巻き返せる」西武・渡辺久信GM兼監督代行の一問一答
西武は26日、成績不振の責任をとり松井稼頭央監督(48)が休養すると発表。28日の中日との交流戦初戦から渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM=58)が監督代行を兼務することも併せて発表された。 ■休養が発表され球場を後にする西武の松井監督【写真】 ベルーナドームで取材に応じた渡辺GM兼監督代行の主な一問一答は次の通り。 (冒頭)「松井監督だけの責任ではないですし、私もチームを全体的に見る立場として、非常に申し訳ない。そして責任を感じている。ファンの皆さんにもこういうチーム、状況の中、本当に毎日熱い声援をいただき、本当に感謝しています。ここからしっかり上を目指して戦っていきます。非常に厳しいシーズン、タフなシーズンとなりますが、一丸となって期待に応えられるよう、私もプロ野球人生をかけていきたい」 ―話し合いを持ちかけたのは 「今、現在ある成績、結果というところからです」 ―松井監督からか 「球団と松井監督の間で話を持ちました」 ―今日の試合後に決まった。 「そうです。(球団内で)数日話し合っていました」 ―このタイミングになった理由は 「残り98試合。やっぱりこのタイミングで代わるということで。なかなかチームが軌道に乗っていかないというところがあったので。ここは一つ監督を私に代えて、チームを軌道に乗せたい」 ―1軍や2軍の別のコーチではなく、GM自らが指揮を執る経緯は? 「これは球団関係者で協議して、私に決まりました」
「並大抵な思いじゃいけない」
―GMの意思としては 「やっぱり私的にもGMという立場、チームをしっかりマネジメントしていかないといけない立場として今の成績ということで非常に責任を感じていた。球団からもこの状況をやはり打破していくためにはGMしかないと言われた。私もはっきり言うと、11年前辞めた時に現場には戻らないつもりではいたけど。今回こういう状況になってやるしかないと」 ―15勝30敗。チームを今後どのように浮上させていくか 「これはまた首脳陣、コーチ陣とこれから話して。ただ、まだ98試合(残っている)。全然巻き返せる試合数が残っている。過去にも8月時点で借金15と最下位にいた年もあった。それから何とかAクラスにいけた過去もある。そこまでいくには並大抵な思いじゃいけない。非常にタフで厳しい戦い。やっぱりプロ野球の中に身を置いている。ファンが応援してくれる限り、全力で戦うのが当然だと思う。6月に入りますけど、本当の山は9月にくると思うので、何とか借金を返していきたい」
西日本新聞社