女子サッカー・澤穂希が引退会見【全文2】
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)を長年けん引してきたINAC神戸のMF澤穂希(ほまれ)(37)が17日、都内で引退会見を行った。「心と身体が一致してトップレベルで戦うのが難しくなったと感じたから。人生最大の決断になったが、本当に最高のサッカー人生だった」と引退理由を語った。
やり切った、悔いはない
司会:では、ここから幹事社の日本テレビ、鈴木崇司アナウンサーから代表質問でいくつか聞いていただきたいと思います。鈴木アナウンサー、よろしくお願いします。 日本テレビ:よろしくお願いします。お疲れさまでした。まず、今回の決断で一番悩んだことはなんでしょうか。 澤:うーん、悩んだこと。悩んだというか、来年どうしようかなということも、まあ正直悩んだことはゼロではなかったんですけれど、続けるのか続けないかっていうのを何度も自問自答を繰り返しました。でも本当にやっぱり、うん、体と心に自分で聞いてみて、やっぱりもう本当にやり切った、悔いのないっていう結果が出たので、そういう意味ではそこはちょっと悩みました。 日本テレビ:今回の決断にあたって、ご主人様はどんなことを。 澤:そうですね、まあ現役を続けるのであれば変わらずサポートしてくれるというのは言ってましたし、でも最終的に決めるのはまあ自分なんで。最後主人に伝えてからは皇后杯本当にお世話になった人のために、感謝の気持ちを込めて、澤穂希らしいプレーをしてほしいということ言っていただきました。 日本テレビ:人生の半分以上を過ごしてきた、日本代表、澤選手にとってなでしこジャパンとは。 澤:本当に人生の半分以上は、なでしこジャパンでプレーしたので、本当に家族のような存在です。 日本テレビ:長いキャリアを歩んでき、今自分自身に声をかけるとしたら、どんな声をかけますか。 澤:本当に自分自身に長い間お疲れ様でした、っていう一言です。 日本テレビ:先ほど今後の話がありましたが、指導者ですとか解説者、あるいは世界進出、あるいは吉田沙保里さんなどは、最強のDNAを、なんて話もありましたが、そのあたりいかがですか。 澤:今度のことはまだ本当に未定なので、いますぐどうっていうのは、なかなか言えないですけれど、でも本当に澤穂希にしかできない仕事あるのであればそれは積極的にやりたいと思っています。 日本テレビ:澤選手にあこがれる子供たち、あるいはさまざまなアスリートいらっしゃいますが、みなさんどんなメッセージ伝えたいですか。 澤:もう自分が経験したように本当に悔いのないように、納得いくように、選手生活を楽しんでほしいなと思います。 日本テレビ:現役時代、本当にたくさんのファンの、サポーターの支えもあったと思います。そんな皆さんに一言お願いします。 澤:もう本当に、ここまで私がサッカーを続けられたのも、たくさんのファンの皆さんや応援してくださった方々、もちろん家族を始め、本当にたくさんの方々に支えられて今の自分があると思っています。本当に長い間サポートしていただいて、ありがとうございましたと言いたいです。 日本テレビ:ありがとうございました。代表質問、以上になります。