ベネズエラのプラス成長をもたらした「事実上のドル化」と「やむにやまれぬ経済自由化」
やむにやまれぬ経済政策の転換
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戦禍や自然災害に見舞われたわけではないにもかかわらず、わずか5年で国内総生産(GDP)が4分の1にまで縮小した国がある。世界最大の石油埋蔵量を誇る 南米のベネズエラ だ。 5年におよぶハイパーインフレに苦しめられ、食料や医薬品の欠乏がもっと厳しかった2017~2019年には乳幼児を中心に命を落とす者が続出し、500万人以上が国を脱出した。そのベネズエラ経済がついに底を打ち、プラス成長に転じた。
本文:5,404文字
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坂口安紀