ダービーはクロワデュノール圧倒的支持も… 新春吉例、2025年G1先取り予想/関西記者座談会
明けましておめでとうございます。へび年の今年も、日刊スポーツ極ウマをよろしくお願いします。 【一覧】関東担当記者のダービー馬予想 昨年の中央競馬は、ドウデュースの秋古馬2冠をはじめ、有馬記念を制したレガレイラや2冠チェルヴィニアといった3歳牝馬の活躍、またダート界の世代交代を示したフォーエバーヤングの躍進など1年を通して盛り上がりました。今年はどんなドラマが生まれるのか。毎年恒例「先取りG1勝ち馬予想」とともに、奥田隼人、下村琴葉(ことは)両記者の対談で新年を占います。 ◇ ◇ ◇ ことは 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします! 奥田 明けましておめでとう。去年の下村のG1先取り予想的中は3つか…。やるなぁ。 ことは 有馬記念では、レガレイラが64年ぶりの3歳牝馬Vという偉業を達成しましたね。今年の3歳牝馬路線はどうみますか? 奥田 当然、阪神JFを制したアルマヴェローチェが中心になるやろうけど、穴記者として注目したいのはスティレセイルとカムニャック。前者はまだ未勝利だけど、福永師が「絶対に走ってくるし、あとはそれがいつかの問題。オークスに間に合えば」と評価が高い。後者は名門・友道厩舎において、陣営の期待が大きい1頭やね。 ことは 私はマディソンガールとリンクスティップが楽しみです。前者は3冠牝馬リバティアイランドの半妹。姉譲りの末脚を披露したデビュー戦が鮮やかでした。後者は私がよく取材にうかがう西村厩舎の中でも期待の1頭。距離があった方がいいタイプで、オークス馬候補です。3歳牡馬はどうですか? 奥田 無傷の3連勝でホープフルSを制したクロワデュノールは、史上9頭目のクラシック3冠も狙える素材だと思う。主戦の北村友騎手も「欠点、課題はない」と評するほどだから。 ことは 私もクロワデュノールは大注目ですが、朝日杯FS5着馬アルテヴェローチェの巻き返しがあると思います。その朝日杯は流れに乗りきれず、不完全燃焼。担当の山田助手も「まだまだこれからの馬」と話しており、皐月賞でいい勝負をしてほしいです。 奥田 古馬路線はドウデュース、レモンポップと芝&ダートの雄が引退して混戦模様かな。芝は長期休養からカムバックしたボルドグフーシュの復活に期待したい。22年有馬記念では最強馬イクイノックスの2着やからね。ダートは世代交代を果たしたフォーエバーヤングが中心。矢作師のレース選択にも注目やね。 ことは ダートで注目は“怪物くん”ことエンペラーワケアです。高いポテンシャルで、フェブラリーSが楽しみ。芝では矢作師が「リスグラシューみたいになれば」と期待を込めるラヴェルや有馬記念馬レガレイラなど、牝馬がたくさん活躍しそうな予感です。 奥田 個人的には30代の1年目で、ニュータイプをお見せしたいね。 ことは 私は馬券の買い方をうまくなれるように。そして、今年も積極的に厩舎へ足を運んで陣営のナマの声をお届けします!