東京都独自の給付金「018サポート」、半数以上は申請していない 子育て支援について「金銭的な援助が欲しい」との声も
ネクストビートが運営する、子育て情報メディア「KIDSNA STYLE(キズナスタイル)」は、東京都在住の子育て層を対象に、「018サポート」をはじめとする東京都の子育て支援に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
東京都独自の給付金である「018サポート」は、都内在住の18歳以下の子供に対し1人当たり月額5,000円(年額6万円)を支給するもの。所得制限はなく、2024年1月に一括で指定口座に6万円が振り込まれる。ただし、受け取るには12月15日までに申請する必要があるという。
■半数以上は「018サポート」の申請をしていない
同調査で「018サポート」の申請をしたかどうか聞いたところ、「申請していない」が52%、「既に申請した」は38%という結果に。また、10%は「知らなかった」と回答。
■「018サポート」の申請、簡単だと感じる人と難しいと感じる人がほぼ1:1に
「018サポートを既に申請した」と回答した人に、申請は簡単だったか聞いたところ、「簡単だった」が48%、「難しかった」が47%という結果に。その他、「難しくはないが、表現や構造に工夫が必要。もっと使いやすくするべき。」との声も挙がった。
また、申請が「難しかった」と回答した人に、どのような点が難しかったか自由回答で聞いたところ、以下のような回答が得られた。
<回答一部抜粋> ・マイナポータルとの連携・アプリDL・セッション切れ後の待機・子どもの保険証の写真(番号はマスキング)・振り込み口座の写真など、様々なシステム等の行き来や準備書類の多さが目立った。マイナンバーで完結できないのかと思った。
・様々な証明書を写真に撮ったり、必要なところに加工をいれたりとやることが多かった。
・入力する項目が多く時間を要した。
■東京都の子育て支援について、「金銭的な援助が欲しい」「保育料の無償化」「保育士の給料アップ」などの声
東京都の子育て支援制度についてどう思うか聞くと、以下のような回答が得られた。
<回答一部抜粋> ・育児休業中の給与(手当て)を満額に近く、もしくは税金を免除してほしい。赤ちゃんファースト・出産準備金・子育て支援金の制度は大変ありがたいが、子ども商品券の受領枠をもう少し増やしてもらいたい。
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