俳優・吉沢悠さんが15年で約16万km乗った愛車とは? MTのトヨタ・カリーナに乗っていたエピソードも初披露!
愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第38回。後編は、俳優の吉沢悠さんがはじめて購入した初代トヨタ「エスティマ」以降の愛車を振り返る! 【写真】吉沢悠さんの愛車遍歴など(19枚)
初めての輸入車はフォルクスワーゲン
吉沢悠さんは、21歳で運転免許を取得して中古の初代トヨタ・エスティマに乗るようになった。 「当時は、現場には電車かタクシーで移動していたので、エスティマは完全にプライベート用でしたね」 エスティマに2年ほど乗ったところで、吉沢さんは「じゃ、外車ってどうなんだろう?」という気持ちが芽生えたという。 「外車に興味があったのと、あと背の高いエスティマに乗ったので、今度は車高が低いのに乗ってみたくなったんです。確か、知り合いから中古車屋を紹介してもらったのかな。それでフォルクスワーゲンの『ゴルフ』を薦めてもらいました。23歳のときだったと思います」 吉沢さんが23歳ということは、2001年。であれば、ゴルフⅢか、ゴルフⅣか。ここで写真を見ていただいた結果、ゴルフⅢだったことが判明する。 「そうそう、この型でした。ただ、ゴルフは1年ぐらいで乗り換えました。改めて背の高いクルマに乗りたいと思ったのと、角張った武骨なクルマに乗りたいと思って探してもらって、緑色のジープ『チェロキー』を購入しました」 吉沢さんが購入したジープ・チェロキーは、1984年から2001年まで生産された第2世代。扱いやすいサイズと300万円を切るアフォーダブルな価格で日本でも人気を博したモデルだ。 当時の日本仕様には本革シートを奢った上級グレードの「Limited」と、ベーシックな「Sport」のふたつのグレードがあり、吉沢さんの愛車は前者だった。 「2000年代のはじめは、アメカジが好きだった時期でした。あと、アメリカ旅行に行って、向こうのくたくたになった革張りのソファーとかに憧れていたので、チェロキーのレザーのシートも気に入りました。チェロキーの思い出といえばもうサーフィンで、人生で一番海に行っていた時期でしたね。湘南、茨城、千葉、静岡……、季節を問わずチェロキーで通いました。オフの日はサーフィンに行く、という感じでした」 すごく気に入っていたというジープ・チェロキーであるけれど、別れは突然やって来た。 「いろいろあって別のチェロキーに乗り換えることにしました。ただ、新しく来た黒いチェロキーはSportグレードだったので、シートが革じゃなくてファブリック。ちょっと寂しかったです(笑)」