平成筑豊鉄道、沿線市町村から公的支援受けたが5800万円赤字…累積赤字は2億5600万円
福岡県の直方市と行橋市を結ぶ第3セクター・平成筑豊鉄道(福岡県福智町)は、2024年3月期決算(昨年4月~今年3月)を発表した。沿線市町村からの経営安定化助成金(3億400万円)など各種公的支援を受けたが、純損益は約5800万円の赤字となった。赤字決算は2期連続。 【写真】平成筑豊鉄道の「サイクルトレイン」
1998年3月期以来、27期連続で営業赤字を計上し、累積赤字は約2億5600万円に膨らんだ。
発表によると、輸送人員と旅客運賃収入は前期比で微増したが、いずれもコロナ禍前の8割にとどまった。一方で災害復旧費などがかさみ、支出が増大した。