公金流用や職務怠慢の2職員を懲戒処分 鹿児島市
鹿児島市は5日、公金流用や職務怠慢、虚偽報告をしたなどとして、同日付で、市民局の51歳主査を減給3カ月(10分の1)、38歳主任を減給1カ月の懲戒処分にしたと発表した。 人事課によると、51歳主査は3月まで在籍した部署で2021、22年度、業界紙購読者への納付書送付や連絡など集金業務を怠り、未収金約32万円分を業務用の口座から流用し支払った。本人が全額補填(ほてん)した。また22、23年度中に入力事務を放置し、関係機関から業務改善計画書を求められたことを上司に報告せず、決裁なく公印を用いて計画書を作成・提出した。 38歳主任は3月までいた部署で、市有財産の使用許可証を決裁なく発行、手続きのため上司の印鑑を無断で使用するなどした。上司からの進捗(しんちょく)確認には虚偽の報告をした。 同課の田口賢治課長は「市民の皆さまにおわび申し上げる。口座管理など再発防止を図り、適正な事務執行を徹底する」とコメントした。
南日本新聞 | 鹿児島