まお先輩がんばって~! パリ五輪女子マラソン・一山麻緒選手、母校にビデオメッセージ「笑顔でスタートラインに立ちたい」 出水中央高、全生徒で応援
パリ五輪女子マラソンに出場する鹿児島県出水市出身の一山麻緒選手(27)=資生堂=を応援する壮行会が4日、母校の出水中央高校であった。全生徒743人は大舞台に挑む先輩の力走を願い、エールを送った。 【写真】黒板に一山麻緒選手の応援メッセージを寄せ、健闘を願う生徒たち=4日、出水市の出水中央高校
前回の東京五輪出場時は、新型コロナウイルスの影響で校内壮行会ができなかった。今回、一山選手を生徒が一体となって励まそうと実施した。 体育館では、放送部3年の平野舞さんが「駅伝部に所属していた一山さんは素晴らしいランナーです。史上最難関といわれる起伏の激しい42.195キロ。熱い応援を届けましょう」と激励。幼少期から最近までの写真が映し出される中、陸上を始めた理由などの歩みを放送部員が紹介した。 生徒たちは一山選手から送られた動画メッセージを鑑賞。一山選手が「いろんな壁にぶち当たっても、たくさんの方のサポートで乗り越えられた。もう一度オリンピックの舞台に立てることに感謝して、笑顔でスタートラインに立ちたい」と語りかけると、拍手が湧き起こった。 生徒会長の3年伊藤さくらさんによる「一山先輩、中央のみんなで応援しています」とのかけ声に合わせ、全員が拳を突き上げた。生徒らは26あるクラスに戻り、黒板にイラストや応援メッセージを寄せた。同校はこの日の様子を収めた動画を後日、所属先に送る。
駅伝部の3年松尾和真さんは「憧れの先輩。今までやってきたことを信じて頑張ってほしい」と期待した。女子マラソンは8月11日にある。
南日本新聞 | 鹿児島