投票所の張り詰めた雰囲気に抵抗がある──「政治に関心がない」というレッテルに異議、20歳・春名風花の主張
「投票したらお菓子とか」投票所を居心地よくできたら
──どんな取り組みがあれば、若い世代の投票率が上がると思いますか? 「不正を完璧に回避できるならば、オンライン選挙が一番だと思います。投票率は間違いなくグーン!だと思うんですけど、そんなに簡単にシステムは整わなそうですよね。となると、やはり、日常生活の慌ただしさで、選挙日が流れていかないように、日程、投票所の場所などを、しつこいくらいに、至るところで目につくようにする。中吊り広告、チラシ、ネットニュース、SNSなどを駆使して、刷り込んでしまう。通知が来るのもいいですよね。『今日は選挙の日ですよ』って、スマホで知らせてくれたらいいかな」
──インセンティブがあれば、投票率は上がるでしょうか。また、今回の衆院選では、小栗旬ら芸能人たちからの呼びかけ動画も話題になっています。 「特典はあってもいいかも! 献血も、協力したらアイスくれたりするじゃないですか。何か、焼き肉屋さんのレジ横のガムみたいに、『選挙に来てくれてありがとう!』みたいな、オマケがもらえたらうれしいですよね。かわいい、ちょっとしたお菓子とか、インスタ映えしそうな感じだと、発信したくなるかもです。そんな感じで、投票所をもう少し居心地よくできたらいいと思う。人気芸能人たちによる呼びかけ動画も、若い世代には刺さるんじゃないですかね。憧れのあの人が選挙に行こうって言ってるから、私たちも行こう、って。あとは、バラエティータレントとかYouTuberとか、意外性のある人が呼びかけてくれたら、気になると思う」 春名は「何はなくとも日時と場所!」と、告知の大切さを訴える。 「投票所で並びながらスマホで候補者の情報を調べて投票する、それでも全然いいと思うんです。はじめの一歩がなければ、ずっと行かないままになってしまうから。そこから、政治家の個性を知ったり、伝え方の面白さに触れて、政策に興味を抱くということもあると思いますし」