納骨堂で“大量の練炭燃やし住職殺害”男に懲役30年を求刑
日テレNEWS NNN
去年、東京・足立区にある寺の納骨堂で大量の練炭を燃やし、一酸化炭素中毒で住職の男性を殺害した罪などに問われている男の裁判で、検察側は26日、懲役30年を求刑しました。 霊園開発会社の社長・斎藤竜太被告は去年7月、足立区にある寺の納骨堂に侵入し練炭28個を燃やし、一酸化炭素中毒で当時70歳の住職の男性を殺害したほか、男性の妻と娘を殺害しようとした罪に問われています。 26日に東京地裁で行われた裁判で、検察側は「密室に高濃度の一酸化炭素を充満させ、複数人が連鎖的に被害にあう可能性のある危険性の高い犯行」「無差別に近い殺人と評価しうる」として、斎藤被告に懲役30年を求刑しました。 一方、弁護側は、「本当に住職が死んでしまうとは深く考えず、ましてや住職以外の家族にケガをさせることも考えていなかった」「住職に対しての確定的な殺意まではなかった」として、懲役20年が相当だと主張しました。