再びFAの“主役”に…?巨人が獲得した大物FA戦士(4)40歳での“巨人移籍”だったが
現代のプロ野球では、様々な球団へのフリーエージェント(FA)移籍が活発化している。かつては読売ジャイアンツが「球界の盟主」と呼ばれ、FA権を行使した一流選手が、軒並み巨人へ移籍する時代があった。そこで今回は、かつて巨人がFAで獲得した大物野手を取り上げたい。
落合博満
投打:右投右打 身長/体重:178cm/82kg 生年月日:1953年12月9日 経歴:秋田工 - 東洋大 - 東芝府中 ドラフト:1978年ドラフト3位 数々の球団で結果を残した落合博満。読売ジャイアンツでのプレー期間は長くなかったが、それでも見事な活躍を見せた。 秋田工業、東洋大学からの中退を経て、東芝府中の野球部で再出発すると、1978年ドラフト3位でロッテ・オリオンズ(現:マリーンズ)から指名を受けた。 入団後は「神主打法」が話題を集め、プロ3年目の1981年に127試合の出場で打率.326をマークして首位打者を獲得。 翌1982年には打率.325、32本塁打、99打点の好成績を残し、当時の史上最年少記録となる28歳で三冠王に輝くと、1985年からは2年連続で三冠王に輝いた。 1986年オフには、大型トレードで中日ドラゴンズへ移籍。中日でも数々の打撃タイトルを獲得し、1993年オフにFA権を行使。巨人への移籍を決めた。 移籍1年目から4番打者として存在感を示し、リーグ優勝と日本一を達成。1996年には43歳にして打率.301をマークしていたが、同年オフに清原和博が巨人にFA加入したこともあって自由契約に。 その後、日本ハムファイターズへ移籍したが、年齢の影響を受けて成績が下降。1998年オフ、一時代を築いた大打者が現役生活に幕を下ろした。
ベースボールチャンネル編集部