“身だしなみルールの緩和”広がる 職員が市長に提案「自由な格好で…」 客室乗務員さらに明るい髪色OK
日テレNEWS NNN
服装や髪の色など、“身だしなみルールの緩和”が広がっています。東京・東村山市では19日、職員が市長に対して「身だしなみの緩和」を提案しました。
19日、東京・東村山市の市役所には、会議室に集まる市職員の姿がありました。すると… 「着替えに行こう」 鮮やかな青色のシャツに着替え始めたのは、東村山市職員の檜(ひのき)さん。スーツ姿と比べると、ラフな印象になりましたが── 東村山市・教育部教育政策課 檜延宏さん 「きょうは市長に、こういう“自由な格好で働いてもいいんじゃない?”という提案をしたくて」 東村山市役所では、スーツ姿での仕事がほとんどですが、“服装のルールを緩和すれば、業務効率のアップなどにつながるのでは?”と、市長に提案しようとしているのです。
ただ、不安要素もありました。 東村山市・教育部教育政策課 檜延宏さん 「市長は結構、フォーマルなオシャレが好きなタイプなんですよ」 当の東村山市の渡部市長。スーツがよく似合います。 東村山市 渡部尚市長(62) 「私ぐらいの世代だと、仕事をするのであれば、スーツでぴしっと決めるみたいな世代ではあるかな」
そして、プレゼンが始まりました。 東村山市・教育部教育政策課 檜延宏さん 「暗黙のルールとか空気感によって、“ちょっと地味目な服装にしよう”という職員が多いよなっていう」 市民感情に配慮しつつ、服装の多様性を認めることで、業務効率やモチベーションのアップにつながると訴えました。 厳しい表情の市長……。 檜さんの思いは、伝わったのか?
東村山市 渡部尚市長 「『このくらいはどうですか? 市民のみなさん、OKですよね?』みたいなのは、どこかでやって。大々的に市役所職員のファッションショーをやるとか」 笑顔で話す市長。どうやら、“身だしなみルールの緩和”は一歩前進しそうです。 東村山市民は… 東村山市民(70代) 「スーツ、バリッと着て、ネクタイ、キュッとするよりは。その(カジュアルな)方が親しみやすいですよ」