“身だしなみルールの緩和”広がる 職員が市長に提案「自由な格好で…」 客室乗務員さらに明るい髪色OK
こうした“身だしなみルールの緩和”は、客室乗務員の世界でも始まっています。 日本航空は、多様性の尊重などのため、今年1月から男性客室乗務員の化粧が認められたほか、髪の色についても、これまで日本ヘアカラー協会の基準の「レベル7」の色までと制限していましたが、より明るい「レベル9」まで染められるようになりました。
街なかで出会った、出勤中だという男性は… 天ぷら店勤務 「てんぷら屋さんで働いてます。去年までは、スーツとかで出勤してたんですけど、それが緩和されて、カジュアルな洋服ならいいよということになりまして」
身だしなみルールの緩和を受け、こんな取り組みも。 福岡県宇美町にある商業高校。普段は、制服着用がルールなのですが、6月にこの高校で行われたのは、「オフィスカジュアルデー」です。
生徒 「きょうは、明るい色で行こうかなと思って。上下どちらも、明るい色にしてきました」 なぜ、高校で“オフィスカジュアル”なのでしょうか。 宇美商業高校 安永陽一教頭 「就職した会社に、制服がないことも最近は多数ある。“仕事をする上でのカジュアルな格好”がどういうものかを、理解・体感させるために取り入れています」
徐々に広がる、カジュアルな服装。日本人の服装をみた外国人たちは… フロリダから来日した人(44) 「アメリカはもっと自由よ。自由をリスペクトしているの」
一方で、日本とほぼ変わらないと話す人も。 ニューヨークから来日した人(37) 「ITの会社で働いてるけど、原則、髪はまっすぐだし、染めることは推奨されていないよ」 ◇ 「身だしなみルール」の緩和が進められるなか、それぞれの環境にあった選択が求められそうです。