アトレティコ、ジョアン・フェリックスがついにチーム合流…また孤立の日々が始まる? | ラ・リーガ
FWジョアン・フェリックスがプレシーズンの練習に取り組むアトレティコ・デ・マドリードに合流した。 EURO2024に参加していたジョアン・フェリックスは、現地時間26日にアトレティコの練習場に姿を表した。コーチング陣やチームメートたちと挨拶を交わした後、合流が遅れたほかの選手同様に個別メニューで汗を流している。 昨季、レンタル移籍によってバルセロナでプレーしたジョアン・フェリックスは、公式戦10得点6アシストという数字を残したものの、シーズン後半戦はベンチスタートが定位置となり、成功をつかんだとは言い難いシーズンを送った。また、これまでも良好とは言えなかったアトレティコのクラブ幹部、ディエゴ・シメオネ監督、チームメート、サポーターとの関係も、バルセロナ移籍後以降に繰り返された攻撃的な発言から、さらに悪化している可能性もある。 ジョアン・フェリックス本人は今季も他クラブでのプレーを望んでいるとされるが、スペイン『マルカ』によればアトレティコは移籍金6000万ユーロでの完全売却を希望しており、同選手に興味を持っているとみられるベンフィカやアストン・ヴィラに今のところ同額を支払う気配はなさそうだという。 ポルトガル代表FWは今後も継続して、アトレティコで練習しながら移籍の可能性を探ることになりそうだが、チーム内の雰囲気が危惧されるところでもある。ジョアン・フェリックスは同じく移籍を望んでいた昨夏のプレシーズンでもチームから孤立。韓国、メキシコ、アメリカを回ったツアーで1人だけで行動する姿が目につき、4つの親善試合にも出場しなかった。また“疑わしき負傷”によって練習を何度も早退し、まだアトレティコでプレーし続けられると考えていたクラブ関係者たちを失望させたとされる。 そんなジョアン・フェリックスのそばにいた唯一のチームメートが、同じくポルトガル語を話すブラジル人FWサムエウ・リーノだったが、始まったばかりの今夏のプレシーズンでも同選手のサポートに回っている。