パリ五輪代表に決まったホッケー女子代表の（左から）永井友、狐塚、島田

　日本ホッケー協会は14日、都内で会見し、女子日本代表「さくらジャパン」のパリ五輪出場メンバー16人を発表した。 　メネゼス・ジュード監督は「とてもデンジャラスなチームになった。1次リーグを勝ち進み、準々決勝に進みたい」と抱負を語った。3度目の出場となる主将のFW兼MF永井友理（ソニーHC）は「過去2度とも結果を残せなかった。結果を残すため、覚悟を持って臨みたい」と意気込んだ。 　「チーム・ファースト」を合言葉に掲げ、献身的な守備が持ち味。他国からは粘り強い守備で「ゾンビ・ディフェンス」と恐れられており、永井友は「昔からさくらジャパンとしてやってきたこと。どれだけ攻められても諦めない。どんどん戻るので、諦めが悪い。良い意味で諦めないチームだと自覚している」と話した。 　さくらジャパンは東京五輪では1勝もできずに敗退。その一方で、銀メダルを獲得したバスケットボール女子代表は国民的な盛り上がりを見せ、パリ五輪に向けてもその熱は続いている。「若手もそのことを言っており、出るだけでは満足しない。次こそバスケのようになっていくことを目指す」と永井友。まずは決勝トーナメント進出、さらなる大躍進を目指す。 　パリ五輪に向けては、今月下旬に都内で合宿を張り、韓国との練習試合を行う。7月11～19日にオランダで合宿した後に選手村に入村する予定という。