【密着】ライドシェア初日 ドライバーデビューの63歳は戸惑いも 知らずに呼んだ人「ベンツでラッキー」 タクシー会社「呼んだらすぐ来る街に」 福岡
初日は6時間で11組…「すみませんね」戸惑いも
サービスもドライバーも走り出したばかりです。順調に依頼が入る小泉さんにも、戸惑う場面がありました。 ■小泉さん 「土地勘がないもので。ナビの見方が慣れていない。私が間違えちゃうから、お客さんに申し訳なくてですね。」 なかなか乗客を見つけられない小泉さん。ライドシェアでは事前に、乗り降りする場所を乗客が登録します。 ■小泉さん 「すみませんね。」 どうにかナビに従って、乗る場所まで到着しました。慣れない目的地までの道のりもナビに頼り、送り届けることができました。 ■小泉さん 「忘れ物のないようにですね。」 ■乗客 「(乗る場所で)探すのは大変だった。イメージするタクシーと違うので。」 (Q乗り心地は?) 「普通のタクシーと同じくらい快適。」
午後10時すぎ。運行の終了をタクシー会社に報告します。初日は6時間で11組を乗せました。 ■小泉さん 「思ったよりも大変。プロの仕事を素人がするわけですので戸惑うことが多くて。事故だけはないように。喜ばれる仕事であるならば続けていきたい。」
初日から一夜明けた13日、五十川タクシー本社を訪ねました。 ■五十川タクシー・本園和大 常務 「事故なく、今のところ苦情なく終わっているので、ほっとしたというのは正直なところです。」 五十川タクシーでは12日、小泉さんの車を含め3台が運行し、合わせておよそ30組の乗客を運びました。 ■本園常務 「今までタクシーが足りないと言われていたのは本当に悔しい思いをしていた。そこを日本版ライドシェアで少しでも埋め合わせができて、タクシーを呼んだらすぐ来るというような福岡の街になっていけばと思います。」 福岡県内では13日までに31の事業者がライドシェアへの参入を許可されていて、順次サービスが始まります。