青学大の太田蒼生が箱根駅伝以来の復帰レース 記録会とTBS赤坂5丁目ミニマラソンにダブル出場
陸上の絆記録挑戦会が6日、東京・町田市立陸上競技場で行われ、第100回箱根駅伝(1月2、3日)で2年ぶり7度目の優勝を果たした青学大のエース・太田蒼生(4年)が箱根駅伝以来のレースとして1万メートルに出場した。3000メートルまでペースメーカーを務め、5000メートルをほぼ予定通りの14分19秒で走破して途中棄権。「8割くらいの力で走りました」と冷静に話した。午後4時に5000メートルを走り終えた後、約5時間後の午後9時頃にTBS系「オールスター感謝祭2024春」の名物コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」に出場。「赤坂5丁目ミニマラソンのコースはきついと聞いています。まずはケガに気をつけて、こっちは全力で走ります。次の上海ハーフマラソン(中国、4月21日)に向けて、いい練習になります」と笑顔で話した。 太田は今年の箱根駅伝3区(21・4キロ)で日本人歴代最高の59分47秒で区間賞を獲得して優勝に大きく貢献した後、腰と太もも左側を故障。2月の2月4日の別府大分毎日マラソン、あるいは同25日の大阪マラソンの挑戦を希望していたが、回避した。3月上旬から練習を再開し、3月下旬にチームのポイント練習に合流した。「箱根駅伝の時に比べると、まだ5割の調子です。これから、もっと上げていきます」と前向きに話した。 青学大の青学大の原晋監督(57)も絆記録挑戦会で選手のレースを見守った後、太田と一緒に町田から赤坂に移動。「赤坂5丁目ミニマラソンは注目度が高いので、必然的に全力を引き出される。心肺機能を鍛えられますよ」と原監督はニヤリと笑う。赤坂5丁目ミニマラソンも強化の一環とするのは青学大らしい。2024年度も青学大と太田蒼生は破天荒に戦う。
報知新聞社