日大タックル問題、第三者委が中間報告(全文3)「Aがやりましたね」「おう」
新しい監督に求める条件とは?
テレビ朝日:テレビ朝日の【ナガノ 00:49:51】と申しますが、新しい監督に求める条件というか、ここにも書いてあるんですけれども、どういった能力のある人がいいかとか、もう少しこのアンケート結果を踏まえたところで具体的にあれば、教えていただけますでしょうか。 勝丸:若干コメントさせていただきますが、冒頭発言等も含めて監督のことを今まで申し上げました。まず1つ目、これはもう最低条件だと思うんですが、こういうふうな反則危険タックルをしたあとでの監督でございますので、反則行為はいけないと、アメフットでの反則はいけないんだということを信念として持っておられる人でないといけないと思います。そういう方でなければ、ほかの他大学の監督たちも、あるいは他大学の選手たちも怖くて日大と試合をする気にはならないのではないかと思います。そういうふうに反則はしないんだという固い信念と指導ができる人というのは、最低限だろうと思います。 それから2番目に、今までの内田監督の指導というのは、あまりにも教育的な理念、指導がなかったように思います。やはりアメフット部の活動、これは運動部の活動ですけれども、その中だけで終わるのではなく、そこで育った人がまた社会にも出ていって活躍されるわけであります。大学教育の面もあれば社会人を育成するという面も当然あるわけでありまして、そういう教育的視点を持って運動部の指導に当たれる方、そういう方が望ましいと思っております。 またさらに3番目でございますけれども、先ほど私がアンケートを取って内田監督の言っていることが正しいと言った人が1人もいないということにびっくりしたと申し上げました。今回の事件、選手と監督との言い分がまったく食い違っておるわけですけれども、私はアンケート結果を見るまでは選手の見方もある程度分かれるのではないかと期待しておりました。ところが、実際ほぼ全員が選手の言っていることは正しくて、監督の言っていることは間違っているという回答を寄せてきたわけでございます。ということは監督が平素から選手に信頼されていなかったということを裏で示しているもの、あるいはまた平素から選手と監督とのコミュニケーションが十分ではなかったということを示しているものだろうと思います。新しい監督はぜひ選手とのコミュニケーションも取り、選手から信頼される方であってほしいと思います。 以上、今3つのことを申し上げましたけど、そういうことを踏まえて他大学の監督の方々、あるいは関東の連盟の方々からも、この人ならば大丈夫だという信頼を得られる方、そういう方が大事だろうと思います。今、日大は、あるいは日大アメフト部は世間からの信頼を大きく失っております。それを取り戻すためには、やはりこの人なら大丈夫とそう思えるような人が選ばれることが必要であろうと思っております。以上、監督として希望する点を申し述べました。 テレビ朝日:すいません、変わるんですがもう1点だけお願いします。先ほどアンケートの調査結果で反則行為後のミーティングでコメントがあったかという問いのところなんですけれども、もう少し具体的に監督がこういうことを言ったとか、ちょっと詳細があるようであれば教えていただけたらなと思うんですけれども。 勝丸:ちょっとお待ちくださいませ。今の点ですけれども、試合後のハドル等の内田監督の発言等の話でございますけれども、その全てではございませんが、幾つかこういうことを言っていたと。これは1人の方がそう言ったというのではなしに複数の、あるいは大勢の選手が内田監督はこう言っていたと言ってたような部分を若干、紹介させていただきます。 内田監督は、宮川はちゃんとやったぞ、宮川はよくやったと言っていたと多数の人が言っております。また内田監督が、俺が指示をしたと言ったらいい、責任は俺が取ると言っていたというふうなことも多数の者が言っております。それから、あのプレーは俺が指示した、何か言われたら監督の指示だと言え、責任は俺が取ると言っていたということも多数の人が言っております。この似たような発言が幾つかというか、かなりの数であるということであります。以上です。 磯貝:ほかにございますでしょうか。