バルセロナ、ニコ・ウィリアムズの契約解除金5800万ユーロを支払うために1億ユーロの資金調達か | ラ・リーガ
バルセロナがアトレティック・クルブFWニコ・ウィリアムズを獲得するために、資金調達を行う可能性が報じられた。 バルセロナがEURO2024で活躍したニコを狙っていることは、公然の秘密となっている。スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、デコSD(フットボールディレクター)は先にニコの代理人フェリックス・タインタ氏と面会し、獲得する意思を伝えたとのことだ。 ただ、もしニコが移籍を望んでいるとしても、バルセロナはもう一つ問題を抱えている。そう、移籍金だ。アトレティックはニコ獲得を望むクラブとの交渉には応じることなく、契約解除金の5800万ユーロ(約99億円)を一括で支払うことを求めている。まだ完全に財政難から抜け出せていないバルセロナにとって、同額を支払うことは困難な状況だ。 だがスペインのラジオ局『カデナ・セール』の人気フットボール番組“エル・ラルゲーロ”によれば、バルセロナには5800万ユーロを支払う手段がある模様。曰く、同クラブは5月に昨季損失分の埋め合わせと債務支払いのために、銀行と1億ユーロ(約171億円)の融資について交渉していた。当時は借り入れる必要がなくなったようだが、今度はニコ獲得を目的に同額を調達する考えがあるとのことだ。 バルセロナがニコと合意し、実際に資金調達を行って獲得を実現するとして、残りの問題はサラリーキャップだけとなる。なお同選手の年俸は、グロスで1200万ユーロ(ネットで600万ユーロ)とされている。