名古屋グランパス、PK戦の激闘制し3年ぶりタイトル 今季限り退団のランゲラックが有終の美…自身もPK決めた【ルヴァン杯】
◇2日 ルヴァン杯決勝 名古屋3―3(PK5-4)新潟 (国立競技場) 2021年以来、3大会ぶりの頂点を目指す名古屋グランパスと初タイトル獲得を狙う新潟が対戦した2日のルヴァン杯決勝は、名古屋が新潟をPK戦で破り、同大会2度目の優勝を飾った。3-3で延長戦を終え、PK戦は5-4で死闘を制した。名古屋の長谷川健太監督(59)は前身のナビスコ杯を含めて、監督として史上最多となる同大会3度目の制覇となった。今季限りで退団するGKランゲラックも好セーブを連発して勝利に貢献した。 ◆名古屋グランパス、歓喜の輪で喜び爆発【写真複数】 名古屋は35歳の永井謙佑が前半31、42分と2得点。新潟は後半26分に谷口海斗が1点を返す。後半終了間際に小見洋太がPKを沈め、土壇場で追いついた。延長前半3分には、PKを与えるファウルを犯した中山克広が汚名返上となる一撃を突き刺した。名古屋が1点リードの延長後半6分。新潟は電光石火のカウンターで小見がこの日2点目となる同点ゴールを決めた。 長谷川監督はG大阪を率いていた14年大会、FC東京を指揮していた20年大会に続く優勝。選手時代に清水で最初に獲得したタイトルが前身のナビスコ杯だったこともあり、1日の記者会見では「この大会への思いは人一倍強い」と話していた。
中日スポーツ