4大大会4度の優勝を誇る大坂なおみが、2年ぶりの全仏出場に向け、センターで練習
【パリ25日=吉松忠弘】女子テニスで、4大大会4度の優勝で、元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)が、ようやく全仏会場に姿を現した。翌日の開幕日の26日に1回戦を迎える大坂だが、センターコートで練習するのは今回初。午前9時から約1時間、赤土対策など、基礎練習を交えながら、しっかり汗を流した。 特に、武器のフォアハンドでは、赤土対策に余念がなかった。赤土で有効打となる順回転をかけた山なりの球をクロスに打ち、球をはねさせて、その返球を、今度はストレートに強打するパターン練習を繰り返した。 練習終盤にはコートの隅に缶を置きストロークで狙う、コントロールの基礎的な練習を行うなど、順調な仕上がり具合を見せた。大坂は、前日まで、練習予定に名前がなく、心配されていた。 1回戦は48位のブロンツェッティ(イタリア)と対戦する。
報知新聞社