バレーボール女子のパリ五輪1次L組み合わせポット確定 ランク7位の日本はポット3に入り、中国、オランダとは当たらない
国際バレーボール連盟(FIVB)は17日、パリ五輪のバレーボール女子の出場12チームを発表した。3週にわたるネーションズリーグ(NL)の1次リーグ(L)を終えた同日付で決まることが知らされていた。日本はすでに権利を持つ国と、アジア・オセアニアとアフリカ大陸のいずれも最上位国以外の世界ランク上位3チームに与えられる権利で6大会連続14度目の出場を決めた。 【写真】古賀紗理那、西田有志とラブラブ夫婦ショット 出場国の内訳は、開催国のフランスに加え、昨秋の五輪予選で、ブラジル、トルコ、ポーランド、米国、セルビア、ドミニカ共和国がつかんだ。残りの5枠はNLの1次Lを終えたこの日の世界ランクで決まり、ともにまだ出場権を手にしていないアジア・オセアニア大陸の最上位で中国、アフリカ大陸ではケニアが決まった。以上の9か国をのぞいたランク上位3か国ではイタリア、日本、オランダが権利を手にした。 16日まで行われたNL1次Lで、日本は開幕戦で当時世界ランク1位のトルコをフルセットで破って勢いをつけた。第2週のマカオ大会ではアジアの宿敵・中国を3―1で撃破。13日のカナダ戦に「勝てば五輪切符は確実」と言われたが、2―3で敗れた。だが、同時進行の香港大会を終えた後、FIVBがランクに関わるポイントを再計算した結果、日本の五輪出場決まっていることが判明。試合のなかった14日に6大会連続14度目の出場が静かに発表された。選手は15日のセルビア戦に勝利後、ファンと喜びを分かち合った。 五輪の1次Lの組み分けは、12チームを4チームずつ、3つのポットに分ける。A組に開催国・フランス、B組に世界ランク1位(ブラジル)、C組に同2位(イタリア)に入ることが決まっており、それ以降は、3~5位、6~8位、9~11位の各組が、抽選でA、B、C組に振り分けられる。世界ランク7位の日本は、ポット3に入り、6位の中国、8位のオランダと当たらない組に。3位~5位のトルコ、ポーランド、米国のいずれかの強豪とは同じ組に入ることになった。五輪は組の上位2チームと各組3位のうち、上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進む。1次Lの組み合わせ抽選は19日に行われる。 NLの決勝大会は20日からタイで行われる。1次Lの上位7チームと開催国のタイの計8チームが参加し、20日の準々決勝では、世界ランク7位の日本は同6位の中国と対戦する。 ◇パリ五輪の出場国で数字は17日付の世界ランク 〈1〉ブラジル、〈2〉イタリア、〈3〉トルコ、〈4〉ポーランド、〈5〉米国、〈6〉中国、〈7〉日本、〈8〉オランダ、〈9〉セルビア、〈11〉ドミニカ共和国、〈19〉フランス、〈20〉ケニア
報知新聞社