安さを理由に、息子が「処方箋なし」でコンタクトレンズを購入しています。違法にはならないでしょうか?
処方箋の有無でコンタクトレンズの価格はどの程度異なる?
処方箋の有無によるコンタクトレンズの価格についてですが、コンタクトレンズそのものの価格にはそれほど差がないとされています。コンタクトレンズ代は2000円~6000円が目安となっており、1日で使い捨てるものや2週間着用できるものなどで金額が異なるようです。 処方箋をもらう場合、コンタクトレンズ代のほかに、3割負担であれば初診は1500円~3000円、再診であれば350円~850円程度の診察料が発生すると考えられます。眼科によって診察料は異なりますが、処方箋の有無で価格差が生まれるのは、この部分といえるでしょう。 安心を取るか費用面を取るかは人によって異なるため、自分が何を優先するかに合わせて選ぶとよいでしょう。
コンタクトレンズを処方箋なしで購入するリスクはある?
コンタクトレンズを処方箋なしで購入すること自体は問題ありませんが、以下のようなリスクがともなう点には注意しましょう。 ●装着感が悪い場合がある ●目に負担がかかる可能性がある ●身体に影響を及ぼす可能性がある それぞれの内容について、詳しく解説します。 ■装着感が悪い場合がある 処方箋なしでコンタクトレンズを購入すると、装着感が悪い可能性があります。これは素材や形状が目に適していないことが関係し、痛み・乾き・異物感などを感じる可能性があるでしょう。 特に2週間以上装着できるタイプだと、不調が出やすいと考えられます。そのため、長くつけられるものを求める場合は、処方箋なしでの購入はリスクが高いかもしれません。 ■素材や形状が目に適していないと負担がかかる可能性がある 処方箋なしのコンタクトレンズだと、目に負担がかかる可能性がある点に注意しなければなりません。装着感の部分でもご紹介しましたが、素材や形状が目に適していない場合は、目の表面が傷ついたり、充血やかゆみが出たりする原因となります。 目の状態が悪くなると、さらなる視力低下を引き起こすかもしれません。この点においても、処方箋なしでのコンタクトレンズ購入はリスクになると考えられます。 ■度数が合わないと身体に影響を及ぼす可能性がある 度の入ったコンタクトレンズを使用する場合、頭痛やめまいなど、身体に影響を及ぼす可能性がある点にも注意が必要です。 これは度数が合っていないことが関係していると考えられます。視力に対して、度数が低かったり高かったりすると、見え方にも影響を与え、身体に不調が出るかもしれません。 このようなリスクを不安視するのであれば、しっかりと処方箋を出してもらってコンタクトレンズを購入するとよいでしょう。