安さを理由に、息子が「処方箋なし」でコンタクトレンズを購入しています。違法にはならないでしょうか?
視力が悪い人の中には、眼鏡ではなくコンタクトレンズにしているという人もいるでしょう。しかし、コンタクトレンズの場合は1日おきや数週間おきに新しいものを使う必要があるため、定期的に出費がかかります。 そのような中で、節約を理由にドラッグストアなどでコンタクトレンズを購入している人がいるかもしれません。しかし、処方箋なしでコンタクトレンズを購入することが問題ないのか、疑問に感じる人もいるでしょう。 今回は、処方箋なしでコンタクトレンズを購入する行為が問題ないのかについてご紹介します。あわせて、処方箋の有無でコンタクトレンズの価格はどの程度異なるのかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
安いからとコンタクトレンズを処方箋なしで購入する行為は問題になる?
結論として、コンタクトレンズを処方箋なしで購入するのは、問題のない行為と考えられます。独立行政法人国民生活センターによると、コンタクトレンズは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)で「高度管理医療機器」に指定されているものの、医薬品に該当するものではありません。 このことから処方箋は必ずしも必要になるわけではなく、基本的に処方箋がなくても購入できます。実際、ドラッグストアを始めとして、高度管理医療機器等販売業の許可を得ている販売店であれば、コンタクトレンズを取り扱っているでしょう。 ただし、「高度管理医療機器」に指定されているコンタクトレンズを、自己判断だけで購入して使用することは、目のトラブルを引き起こすリスクがあります。場合によっては重大な眼障害に発展する可能性もゼロではありません。 初めてコンタクトレンズを使用する場合や度数の変更があるような場合は、眼科を受診し、医師の指示に基づいて処方箋を発行してもらうようにしましょう。眼科によっては、提携している販売店での購入を推奨するケースもあるようです。気になる場合は医師に相談してみるとよいでしょう。