カニ、マグロ、ウナギ…高級食材が食べられなくなる?日本漁業の問題点を探る記事まとめ
〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!(2024年4月16日)
先日、所用があって東北地方有数の漁港、気仙沼を訪れた際、珍しい場面に遭遇した。港の奥深く、漁船が泊まる岸壁に、クロマグロが姿を現し、悠然と泳いでいたのである。港を案内してくれた漁業者の方によれば、100キログラムはあるだろうと言う。 「こんなことは、今までにほぼ見たことがない」と地元の人は口を揃え、珍しい光景を見に人々が集まってくる。「新聞社を呼んだほうがいいんじゃないか」との声も聞こえてくる。「100年に1度あるかないかというようなものを見ましたね」と案内してくれた方も言う。 さすがに湾内にクロマグロが姿を現すのを見かけるのは非常に珍しいことであるかもしれない。しかし、クロマグロが急速に増えているとの声は各地の漁業者からしばしば聞くようになっている。 〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!
〈スーパーに並ぶズワイガニの「バルダイ種」って何?〉ビジネスチャンスを失っている日本のもったいない使い方(2024年12月27日)
今年(2024年)も年末を迎え、売り場にはたくさんのカニが並ぶようになりました。その中で目に付く、見かけない表示があるのに気づかれた方もいるのではないでしょうか? その表示とは、ズワイガニのパックに貼られている「バルダイ種」という表示です。 バルダイ種は別名「大ズワイガニ」です。ズワイガニにはオピリオ種とバルダイ種の主に2種類があり、数量的に多いのは前者の方です。皆さんがこれまで主に食べてきているズワイガニもほとんどがオピリオ種です。 ただし、売り場でこの2種類を分けて販売するというケースはあまりなく、ズワイガニとして扱われてきました。それではなぜ「バルダイ種」と明示しているのでしょうか? そこにはやや深い意味があります。日本がズワイガイを輸入している、カナダ、ロシア、ノルウェーといった産地のズワイガニはオピリオ種主体です。 〈スーパーに並ぶズワイガニの「バルダイ種」って何?〉ビジネスチャンスを失っている日本のもったいない使い方
Wedge ONLINE編集部