手頃なサイズ感と価格で人気のスズキ新型「スイフト」、シンプルな3グレード構成の中から選ぶべきものは?
メーカー希望小売価格(消費税10%込み) ■XG(2WD/CVT) 172万7000円 ■XG(4WD/CVT) 189万2000円 ■HYBRID MX(2WD/5MT) 192万2800円 ■HYBRID MX(2WD/CVT) 192万2800円 ■HYBRID MX(4WD/CVT) 208万7800円 ■HYBRID MZ(2WD/CVT) 216万7000円 ■HYBRID MZ(4WD/CVT) 233万2000円
■トランスミッションはCVTのほか、5速MTも設定される 用意されるトランスミッションは、新開発で高効率化と軽量化を果たした新型CVTが全グレードに用意され、HYBRID MXにのみ、CVTのほか、3ペダルMTとなる5速MTが用意される。 現在は一部のスポーツカーや商用車以外にMT車が用意されることは珍しくなってきているが、スズキはずっとMTモデルを乗り継いできたユーザーに向けて、エントリーモデルにMTを用意する傾向があり、新型スイフトもそういったユーザーに向けてMT車をなくさず設定しているようだ。
そのため、MT派のユーザーにとってはHYBRID MXの5速MT車一択となるわけだが、どちらかというと実用車としてのMTという味付けとなっているため、スポーティな走りを期待しているユーザーにとっては物足りない印象があるかもしれない点は注意したいところだ。 ■グレードによる装備の違いは? グレードによってマイルドハイブリッドと純ガソリンエンジンというパワートレインの違いがあることは前述したとおりとなるが、それ以外にも当然ながら装備の差異が存在する。
その中でも、もっとも大きな違いが、HYBRID MZにのみ“電動パーキングブレーキ”が備わるという点だ。電動パーキングブレーキは、スイッチひとつで簡単にパーキングブレーキの操作ができるだけでなく、シフト操作やアクセル操作に連動してパーキングブレーキの作動・解除ができるほか、ブレーキペダルを踏み続けなくても停車を保持してくれるブレーキホールド機能などが備わる。 さらにアダプティブクルーズコントロール使用時には、前走車が停止状態になったときには停止保持機能が自動で機能するため、渋滞時の高速道路の走行などでの疲労軽減に効果があるものとなる。なお他グレードのアダプティブクルーズコントロールは、HYBRID MZ以外のCVT車が停止保持機能の備わらない全車速追従式となり、MT車は約30km/h以上で機能するものとなっている。