禁漁後の川で鮎釣り⁉2024年は【特別採捕】釣行にて納竿
泣いても、笑っても、のたうち回っても・・・鮎釣りには禁漁というものがある。今回紹介するのは、2024年の鮎釣りシーズン最終釣行をご紹介!舞台は特別採捕期間中の神奈川県相模川と中津川。締めくくりに相応しい気持ちの良い青空が広がるフィールド。気温良し、水量良し、と舞台は整った!あとはビシッと背掛かり鮎で締めくくることができれば・・・。シーズンを大いに楽しませてくれた鮎たちに感謝しつつ1尾1尾を味わって行こう! 【画像】しっかり背掛かりしてます!
特別採捕期間の相模川では多くの鮎の姿が!
まず、「特別採捕」とは何のために?と言うことだが、今後将来的にアユ漁期を延長する事が目的である。 漁法は「友釣り」に限られ、特別採捕期間は10月15日~10月31日までとされる。特別採捕期間に調査員として釣りをするには、登録が必要である。登録すると番号が登録され、その番号を調査票に記入してのスタートとなる。この「登録」には制限はなく誰でも登録することが可能。(県外の方も歓迎との事)しかし、登録の締切は9月後半までなるので要注意。(2018年から始まった特別採捕で過去に一度でも登録した者は調査終了年迄有効) 今シーズンここ相模川での釣行も今日が最終日となる。朝の河原にはやっとやってきた秋を感じる風が吹いていた。オトリ屋さんに特別採捕の手続きに向かうとズラッと並ぶ車たち。相模川の大会でいつもご一緒させてもらっているなじみの顔ぶれも集まっていた。 朝から「どこのポイントいく?」と皆最後の釣行を惜しむような会話が飛び交っている。この特別採捕期間の釣法は友釣りのみ。シーズン中にアユイングで賑わっていたエリアが釣り歩けるとあって下流域に向かう人が多いようだ。皆と鮎談義に花を咲かせながら、目の前の高田橋エリアを見渡すとまだ誰も竿を出していない様子。 私たちは少しでも多くのポイントを釣り歩きたいと思っていたので、高田橋エリアに入ることを決めた。
足を使って鮎をひろっていく!
一本瀬肩付近に駐車し、川を眺めながら準備を進める。釣り人の少なさに鮎が下流へと降ってしまっているのではないかと不安を抱いていたが、その心配は無さそうだ。ここでは、あちこちで鮎の跳ねが見られた。特に瀬肩上のトロ場では凄い数の跳ねが見られる。これは、かなり鮎が残っていそうだ! 早速、瀬肩とトロ場の境界線から竿出し!浅瀬に腰を下ろし上流の水深のある場所に向かい上飛ばしで泳がせていく!すると早速「コツッ!ギラリン!」13cm程の小さな鮎が掛かった。サビなどは出ていないが少し痩せ気味のオス鮎。幸先良く1尾目を釣り上げたが、ん~これがイマイチ泳がない・・・そこで、養殖オトリへと戻すと、同じく上飛ばしで水深のある場所を狙えば即反応あり!丁寧に泳がせ粘れば「ギュル~ン!」。しかし数は出るもののおチビちゃんばかりで中々循環が上手くいかない。と言うことで・・・ここからひたすら上流へと釣り歩く! トロ場から高田橋までは鮎はいるものの掛からなかったのだが、橋下流の流れのあるポイントでやっとやる気のある鮎を発見!竿を入れれば一発!今日イチの良型鮎の登場だ!しかし、同じ場所では釣り返しは効かず、その後は足を使っての釣りとなった。車からもだいぶ離れてしまい・・・「こりゃ~今日は飯抜きじゃ~!歩くぞ~!」くらいの気持ちで、上流へ、対岸へ、と次々にポイントを探って行く。右岸の瀬ではいる所では一発!ガツンと気持ちの良い背掛かり!く~やっぱりこの当たりたまらん!橋上は数を出すのは難しかったものの、サイズアップした鮎が顔を見せてくれた。 やはり夢中な時間はあっという間。さっきまで朝だったのに、いつの間にか橋の電灯も点灯しすっかり夕暮れだ(笑)。今シーズン最後の相模川を惜しむように、最後の最後まで竿を出し続けた。最後の相模川はおチビちゃんが多かったものの、22尾の鮎たちに遊んでもらい大満足な1日となった。