６回6奪三振の好投を見せた、栃木ゴールデンブレーブスの中山貴史

　5月18日に、ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス（以下、栃木GB）対埼玉西武ライオンズ（ファーム）のNPB交流戦が小山市運動公園野球場で開催され、栃木ゴールデンブレーブスが3対2で勝利した。 【写真】栃木ゴールデンブレーブスのティモンディ高岸宏行投手 　栃木GBの先発マウンドに上がったのは中山貴史。中山は初回、昨年まで埼玉武蔵ヒートベアーズに所属していた金子功児に出塁を許すと、その後も後続が続き満塁のピンチを迎える。しかし、5番ガルシアを三球三振、6番牧野翔矢を投ゴロに抑え無失点で切り抜けた。 　2回表には一死三塁の場面で、西武が古川雄大のセカンドゴロの間に1点を先制した。栃木GBは3回裏、今季絶好調の栃木GBの主砲・石川慧亮に2点適時打が飛び出して逆転に成功。続く四回にも1点を加え、3対1とリードし試合を折り返した。 　先発の中山は試合前の防御率が1.42。この日も抜群の安定感を発揮し、6回6奪三振と好投の中山は「今シーズン始まって先発らしい投球ができていない試合が続いていた。その中で6回を投げ抜けて良かった。防御率1位になっていてもまだまだ納得できない投球もあるので、どんどん追求しキープしていきたい。今日で2連勝になっているので、ここから連勝を伸ばしていきたいです」と試合を振り返り、先を見据えた。 　終盤7回表には齊藤鳳人が、西武・ガルシアにソロホームランを許し、3対2と迫られるが、西本力、嶋田航と昨年から栃木GBを支える投手陣が無失点で仕事を果たしてゲームセット。3対2で今季初のNPBチームとの交流戦に勝利した。