絶望的…? プレミアリーグ降格危険度ランキング1~5位。来季は2部に? 一番ヤバイのは?
3位:ルートン・タウン 順位:17位 今季成績:5勝7分17敗 プレミアリーグ創設後、初めてトップリーグを戦っているルートン・タウンが奮闘中だ。ビッグクラブとも接戦を繰り広げるなど多くの話題を集めている。しかし現実はそう甘くない。ノッティンガム・フォレストの勝ち点はく奪に伴い順位を一つ上げたが、5勝7分17敗の17位と残留争いに巻き込まれている。 苦戦の理由の一つがホームでの成績の悪さだ。トッテナム、リバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラといずれも1点を争う接戦を繰り広げた。しかし、この中で勝ち点を手にすることができたのはリバプール戦の1試合のみ。1点差での敗戦が7試合と決め手が足りない。 そして残留争いのライバルとの直接対決で敗れているのも気になるところだ。上位陣と軒並み接戦を繰り広げたホーム、ケニルワース・ロードであってもシェフィールド・ユナイテッドとバーンリーに敗れた。残留争いに向けてのシックスポインターで、相手に勝ち点3を献上するのはあまりに痛い。この敗戦がシーズンを振り返った際に悔いるものとならなければよいが…。
2位:バーンリー 順位:19位 今季成績:4勝5分20敗 昨シーズンにバーンリーはチャンピオンシップ史上最速でプレミアリーグ昇格を果たした。マンチェスター・シティOBヴァンサン・コンパニが率いることもあって、今季のプレミアリーグでの躍進が注目をされていたが、現実は厳しいものだった。 今季のバーンリーが苦戦を強いられている理由は明確だ。第一に昨シーズンのメンバーの方が強力だった。というのも、昨季の同チームはプレミアリーグのクラブからのローン移籍で加入した選手たちが昇格に大きく貢献していたのだ。しかし、チーム得点王のネイサン・テラや守備の要テイラー・ハーウッド=ベリス、超攻撃的SBイアン・マートセンらを買い取ることができずに大幅な戦力ダウンを余儀なくされ、再び一からチームを立て直している。 その際にチームの補強方針がプレミアリーグでの戦いを難しくさせた。バーンリーは現オーナー体制となってから一部例外を除いて、基本的には25歳以下の選手としか契約をしていない。そのためプレミアリーグでの実績が豊富な即戦力が欲しいこの状況でも、欧州5大リーグでの経験がない若手選手が多数加えた。これが良い判断だったのか、悪い判断だったのかは数シーズン後に振り替えなければわからないが、少なくとも残留が目標となる今シーズンに焦点を当てると疑問符が残るのは確かだろう。