色鮮やかなビジュアルと美容効果に注文殺到! 沖縄県産“ロースイーツ”
「参加してくださる人は地元の人から旅行者までさまざまですが、中には毎月県外からいらっしゃるかたも。私たちはロースイーツをヴィーガンというより、ヘルシーなライフスタイルの一部として提案していることもあり、菜食主義のかただけではなく、幅広い層からご支持をいただいています」。
東京では、ともすれば“意識高い系のスイーツ”として特別な存在に置かれがちだが、沖縄では「“ショートケーキ”を選ぶようにロースイーツを楽しんでほしい」と宮城さんは話す。
21年に沖縄市にオープンしたカフェ、「ロースイーツカフェ アボンダンス」も、より多くの人に、“健康にいい”だけではない、ロースイーツの新しい世界観を味わってもらうことが目的。
「ロースイーツはヘルシーなのはもちろんですが、それよりも先に、果物にある色気やカフェの時間を心から堪能していただきたいと思っています。私たちのカフェのインテリアもあえてナチュラルさだけではなく、欧州やアジアから取り寄せたビンテージ家具や雑貨を配していますが、このような“色”のある世界観を通じてロースイーツの概念を変えていければと考えています」。
“ウエルネススイーツとして”、リゾートホテルでワークショップも
オンライン販売やホテルでのワークショップを開催しているのは、読谷村在住で「レテ ロースイーツ(LETE RAW SWEETS)」を主宰する湧田路香さん。
東京都出身の湧田さんは一時期、カナダに移住していた際にローフードを知ったのが、ロースイーツに出合ったきっかけ。それから日本に帰国した後、ご主人の故郷である沖縄に移住。家族の健康のために、と作り始めたローフードやロースイーツが、友人や知人の間で評判になり、19年からロースイーツをオンライン販売することに。
「オンライン販売では、県外のかたからのオーダーが非常に多いですね。県産のフルーツを用いたロースイーツは見た目が華やかなこともあり、バースデーや結婚記念日、プロポーズなど、大切な記念日のケーキとしてご好評いただいています」。