〔欧州株式〕おおむね上昇=英0.32%安、独1.70%高(7日)
【ロンドン時事】7日の欧州株式市場はおおむね上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比25.94ポイント(0.32%)安の8140.74で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.70%高、フランスCAC40種指数は0.76%高、ストックス欧州600種指数は0.62%高だった。 前日の欧州株は、米大統領選で当選したトランプ氏が関税強化などに動くとの懸念から、おおむね下落した。しかし、この日は米株高などを好感し、ハイテク株を中心に買いが入った。一方、英イングランド銀行(中央銀行)がインフレ見通しを引き上げたことなどが嫌気され、英国株はマイナス圏に沈んだ。 FTSEの構成銘柄では、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループが7.16%安と下げを主導。流通大手セインズベリーが4.11%安、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが3.69%安で続いた。一方、エンジニアリング企業のIMIは5.42%高、産銅大手アントファガスタは4.75%高、鉱業大手アングロ・アメリカンは3.64%高となった。 DAXでは、防衛大手ラインメタルが9.28%高と急伸したほか、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズは6.36%高、スポーツ用品大手アディダスも4.60%高と値上がりした。半面、ヘルスケア大手フレゼニウスは2.68%安、エネルギー大手イーオンは1.72%安、ドイツ銀行は1.11%安と売られた。