ロシア原油輸出、侵攻前上回る 米欧制裁下、中印向け拡大
ロシアのベロウソフ第1副首相は21日、ロシアの今年の原油輸出量がウクライナ侵攻前の2021年水準を7%上回り、約2億5千万トンに達したと政府の会議で述べた。タス通信が伝えた。22年2月から侵攻を続けるロシアに日米欧が制裁を強める中、友好国の中国やインドなどに向けた輸出が大幅に伸び高水準を維持している。 ロシアは原油生産量世界3位で、輸出収益は侵攻を支える財源になっている。ベロウソフ氏は「エネルギー輸出額も21年水準にほぼ達し、政府予算や企業にとり快適な水準を維持している」と強調した。