MAZZELが会得したSKY-HIからの教え“自由・楽しい・仲がいい”【夏合宿レポート#2】
りょんりょん先生も懐かしさを感じていたボイストレーニング
昼食を済ませ、午後からはりょんりょん(佐藤涼子)先生によるボイストレーニングがスタート。キーボードやホワイトボードが設置されたスタジオは、先ほどとはガラッと雰囲気が変わっていた。 まずはヨガマットを敷いて、ストレッチからスタート。足首をクルクルと回したあとは、声を出しながら顔を動かしたり、ベロのストレッチをしたり、耳につながるリンパをマッサージしたり。声を出すための身体を丁寧に作り上げていった。 全身でのストレッチを済ませると、次は声を出しながら柔軟。そのあとは、キーボードで音を確認しつつ、音を上げ下げしながらピッチを正確に狙う練習をしていく。手を使って音のイメージを持つことが大事だそうで、顔の横に手を添えながら歌うように促していた。ひと通り音をさらうと、りょんりょん先生は「なんか緊張感ないね。ひとりだけピックアップしよう」とKAIRYUを選出。KAIRYUはとっさの指名に驚きながらも、器用に歌いこなしてみせた。 そのあともコミュニケーションを取りながら、レッスンは続く。ピッチや抑揚、感情の乗せ方など、一人ひとりの個性が活きるように指導は進められていった。最後は新曲「MAZQUERADE」の確認。音源を流しながら、実際の譜割りどおりにマイクの前で歌っていく。長テーブルを前にSKY-HIとふたりで腰をかけたりょんりょん先生は「懐かしいね。『THE FIRST』のときみたい」と、どこかうれしそうだった。 さて、気になる「MAZQUERADE」の出来はというと、当時の時点でじゅうぶんな完成度だった。HAYATOがりょんりょん先生の指摘をすぐに反映させたかと思えば、RANは文句なしの表現を繰り出し、りょんりょん先生とハイタッチ。最後には、マイクの前に一列に並び、曲頭から1番の終わりまでを歌いつないでフィニッシュ。全力で歌って、かなり体力を消耗したのだろう。ボイストレーニング後には、りょんりょん先生が差し入れたパンの前にメンバーが集結し、勢いよく頬張る姿が見られた。