「ソレ間違ってますよ」「マジ危な…」車載ジャッキ4つのタブー。正しい使い方を解説
パンクなどの応急処置の際に利用する車載ジャッキ。飽くまでも緊急用で、メンテナンスでの使用はNG。この、便利ではあるが、使い方を間違えると事故の原因にもなるツールの、正しい使い方と、絶対にやってはいけないNGを解説しよう。 【写真】「正しく使えてる…?」車載ジャッキの使い方を写真で解説
車載ジャッキの使い方の基本
ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない。これは必ず厳守! 車載ジャッキを使用する際に、まず注意したいのがジャッキアップポイント。 クルマには必ず車載ジャッキ用のポイントが決められており、それ以外の場所にかけると、シャシーが曲がるなどのトラブルを招く恐れがある。また、ジャッキのプレート部分の形状は車種に合わせて微妙に違っているので、そのクルマ用のものを使うのが基本だ。 【ジャッキアップポイントの目印】 国産の乗用車ではサイドシル部分が多く、切り欠きやプレスによる目印がある場合が多い。本格的なクロカン系4WDや1BOXなどはフレーム部分(上のイラストのB)を指定してくるケースが多い。リジッドアクスル車はCの場合もある。不明な場合は、必ず取扱説明書などで確認しよう。
車載ジャッキ使用時の手順
車載ジャッキをあてがうポイントがわかったら、次は実際にジャッキアップしていく。その手順を解説しよう。 【最初は手で回してジャッキアップポイントに合わせる】 まずは、車載ジャッキを手で回して、プレート部をポイントにキッチリ合わせる。平らな場所でもパーキングブレーキをかけ、ジャッキを設定した部分の対角線側のタイヤに車止めをすればさらにGOOD! 【車載ジャッキのハンドルを使ってジャッキアップ】 次に、ハンドルを使ってグイグイと持ち上げる。このとき、ジャッキが傾いたりプレート部分がずれたりした場合は、潔くやり直した方が良いだろう。 【外したタイヤは車体の下に置いて万が一に備える】 タイヤを外したら、そのタイヤを保険として車体の下に突っ込んでおく。これで、万が一ジャッキにトラブルがあっても、タイヤが車両をささえてくれる。あくまでも、万が一の保険として考えよう。