【オータムリーグプレビュー】昨年同様、本命不在の激戦が最後まで続く可能性大
ここまであげてきた大学は、いずれも頂点に立つチャンスがある。そんな中でダークホースをあげるのであれば、新人インカレを制した中央大とトーナメントでベスト4になった山梨学院大の2校。中央大は200cmの1年生ビッグマン、深澤桜太がFIBA U18アジアに出場による欠場が濃厚なため、序盤戦で出遅れないことが重要だ。久岡賢太郎と高山鈴琉のガードコンビが、得点源としてチームを牽引することと小川翔矢の3Pに当たりが出るかが、勝利を手にするためのカギになる。
トーナメントで4位となった山梨学院大は、東海大から84点を奪って勝利するなど、オフェンス力があるチーム。武内理貴という絶対的なスコアラーが卒業したものの、スヴェトリシック・イゴールがインサイドで奮闘し、野溝利一、中村千颯、齋藤晴がシューターとして相手の脅威になれる。U18代表の菅野陸は、即戦力の1年生ポイントガードとして注目に値する選手だ。
文:青木崇
青木 崇