なぜ獲ったの…。横浜F・マリノス、謎すぎた歴代外国人選手6人。元レアル・マドリードMFも
FW:アブデルジャリル・ハッダ(元モロッコ代表) 生年月日:1972年3月21日 在籍期間:2000年 Jリーグ成績:なし アブデルジャリル・ハッダは、横浜F・マリノスの歴史で最も不思議な補強と言える選手かもしれない。在籍期間は、わずか4日だった。 モロッコ代表として1998年のフランス・ワールドカップで2得点を記録したハッダは、2000年にスポルティング・ヒホンから期限付き移籍で横浜F・マリノスに加入した。 驚異の身体能力に加えて両方の足を使いこなせるストライカーで、新エース候補と期待されていたが、加入発表からわずか4日で退団が発表された。理由については、オズワルド・アルディレス監督の好みではなかったなど、当時様々な憶測があったものの、はっきりとしたことは分かっていない。 ハッダの横浜F・マリノス加入が決まったのは28歳で、キャリアの全盛期であることが想像できる時期だった。2000年といえば、中村俊輔がJリーグ最優秀選手賞を受賞したシーズンであり、ハッダと破壊力のある攻撃を夢見たファンが多かったはずだ。
FW:ラウル・マルドナード(アルゼンチン) 生年月日:1975年3月11日 在籍期間:2000年2月~同年6月 Jリーグ成績:4試合0得点 ラウル・マルドナードは、2000年2月に加入したアルゼンチン人FWだが、ほとんど活躍できないまま帰国した。 マルドナードは25歳のアルゼンチン人FWというだけで期待を集めたが、リーグ戦4試合に出場して無得点という結果だけでなく、プレー内容でも全くインパクトを残せず、すぐに起用されなくなった。 2000シーズンの横浜F・マリノスは、オズワルド・アルディレス監督がチームを率いた。マルドナードは指揮官と同じアルゼンチンのコルドバ出身で、指揮官の古巣であるインスティトゥートACコルドバで育った選手だ。 監督はなんとかしてマルドナードを育てたかったのかもしれないが、1stステージで優勝したチームでは力不足だったのかもしれない。その後もアルゼンチンで目立った活躍をしておらず、クラブがマルドナードのどのあたりを評価して獲得したのかは最後まで謎のままだった。