兵庫県高校駅伝2024【男子】西脇工が2年ぶりの都大路 永井監督「ホッとしたのが本音」
兵庫県高校駅伝競走大会(男子第79回、女子第41回)は3日、丹波篠山市で行われ、男子は西脇工が2年ぶり29回目の優勝を果たしました。 【写真】1区で果敢な飛び出し→独走で区間賞 西脇工期待の2年生・新妻遼己選手 大会には、7つの地区から勝ち上がった40校が参加。大正ロマン館前をスタート、篠山鳳鳴高校グラウンドをゴールとする42.195kmで争われました。 前日の強い風雨から一転、青空が広がった開催当日の丹波篠山市内。陽射しを受けるときは暑さもありつつ、時に強い風も吹くというコンディションのなか、10時10分にスタートした男子のレース。1区から西脇工の新妻遼己選手(2年)が飛び出し、第1中継所で2位に1分以上の差をつけて、タスキをつなぎます。その後も2区、4区、6区、7区で区間賞を獲得するなど、他校を寄せ付けなかった西脇工は、2位に2分30秒以上の差をつけてゴール。タイムは2時間5分5秒でした。 「タスキをもらった瞬間は、このみんなの思いをしっかりゴールまで運んでいきたいなという思いでいっぱいだった」というのは、西脇工のアンカー(7区)を務めた田中颯眞選手(3年)。県代表として都大路への切符を手にした喜びをかみしめつつ、「自分たちは都大路優勝という目標を持っている。いま、雰囲気もだいぶ高まってはいるが、今日の記録をみるとまだまだ甘いなという感じ。個々の力が足りてないという思いがあるので、そこを克服していきたい」と、全国大会へ向けて気を引き締め直していました。 一方、優勝が決まった直後、今年からチームを指揮する西脇工の永井宏明監督は「まずはホッとしているのが本音」と率直な思いをコメント。1区の新妻遼己選手の好走については、ラップを見て「本当に『これ、大丈夫かな?』というくらいの速さで入っていた」と、当初は驚きもあったそう。それでも、「本当に頼もしい選手になってくれているなと感じている」と教え子を称賛していました。 ラジオ関西の実況中継でのレース後電話インタビューでは、前監督で、解説をつとめた足立幸永氏から今回の優勝を称えられた永井監督。全国大会に向けては、「子どもたちは日本一を目指してがんばりたいといっていますので、また足立先生(前監督)、松永先生(コーチ)の力を借りて、生徒たちの夢が叶えられるよう、近づけていけるように頑張りたいと思います」と意気込みを述べていました。 なお、男子のレースでは2位に須磨学園、3位に報徳が入り、以下、市西宮、神港学園、神戸商、長田、龍野、関西学院までの上位9校と、淡路地区最上位の洲本(27位)が、11月24日(日)に南あわじ市で行われる近畿大会の出場権を獲得しました。 【順位】 1西脇工 2須磨学園 3報徳 4市西宮 5神港学園 6神戸商 7長田 8龍野 9関学 10東播磨 11姫路西 12神戸 13明石北 14滝川 15西宮東 16川西緑台 17加古川東 18小野 19北摂三田 20夢野台 21伊丹西 22姫路商 23県西宮 24姫路 25西脇 26須磨東 27洲本 28県伊丹 29三田 30県尼崎 31兵庫 32飾磨工 33明石 34星陵 35龍野北 36三田祥雲館 37明石城西 38近畿大豊岡 39淡路三原 40豊岡
ラジオ関西