BEAMSの名物ディレクターが教える青森でおいしいリンゴを買う方法。ラーメンや喫茶店の楽しみ方も【フーテンの寅みやげ】
ついでに麺といえば、青森名物で意外に知られていないのが「肉そば」です。ラーメンに比べてまだ認知度が低いと思いますが、私としては青森でぜひ食べてほしい一品。今回は、翌日のお昼に、青森駅近くにある『にぼ節』さんでいただいたのですが、やはりウマいです。青森ラーメンとはまた違う魚介系ダシに豚バラ肉が最高に合うんです。
青森の地酒と海の幸を居酒屋で堪能
午後、みっちりと仕事をこなした後のお楽しみは夕食。とくれば、間違いなく海鮮です。青森県は太平洋、日本海、そして津軽湾と多様な海に囲まれ、海の幸に恵まれ過ぎている県。ちなみにですが、海ではなく津軽半島北西部にある“十三湖(じゅうさんこ)”のシジミも有名。美味しい日本酒の〆にオススメです。
話が逸れました。私の行きつけの居酒屋さんでいただく刺身が絶品で、有名過ぎますが“大間のマグロ”、それ以外にも近海の魚介が目白押しです。例えば、マグロだけでなく、ウニまで大間産。ここまで新鮮な海の幸を心ゆくまでいただけるのは、青森ならではだと思います。
青森市内は実は喫茶店のモーニング天国
そして青森市内で朝からお腹がすいたら、喫茶店でのモーニングが断然オススメです。市内には素敵な喫茶店がいくつかあり、しっかり朝から営業してくれているので旅人にはとてもありがたいのです。今回は、私のお気に入りの喫茶店『クレオパトラ』さんへ。コーヒーのお供は“アップルパイ”一択。お店によって様々なスタイルのアップルパイを楽しめるのも、青森旅の醍醐味です。 なお、青森市内に喫茶店が多い理由はよくわかりませんが、私は港町ならではの文化だと勝手に考えています。
十和田に足を伸ばして「裂織」文化に触れる
青森市内での仕事を終えて、向かったのは十和田市。青森県の南部地方に江戸時代から伝わる伝統手工芸・“裂織(さきおり)”の製作現場を訪ねました。裂織とは、貴重であった布地を最後まで大切に使い切るために、丁寧に裂いた細幅の布を縦糸で堅牢に織り込んでいくもの。自然環境がとても厳しい地域だからこその文化で、とても素晴らしいものなので、機会があればぜひ見て、手に取っていただきたいです。