「中学受験の問題点は10年前から何も変わってない」大人気塾講師YouTuberが“衝撃”を受けたこと
はじめまして、ユウシンと申します。 YouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」と個別指導塾Growyの代表を務めております。 中学受験の沼にハマった「普通の家庭のリアル」。通塾してすぐに、こんなにつまずくなんて… これから、with classさんにて連載を持たせていただけるとのことで、読者のみなさんの参考になる情報をお届けしていけたらと思います! まずは、自己紹介から...。 僕は、教育熱心な家庭の男3兄弟の末っ子として生まれました。 地元は、東京都文京区です。 そう、東京の中でも教育熱が高いエリアで知られる文京区です。通っていた小学校も、巷では名門小と呼ばれる小学校で、公立校ながら、8~9割は中学受験をするような学校でした。 兄弟は全員中学受験をしていたため、僕自身も何の疑いもなく、幼少期からくもんに通い、小学校1年生からは、早稲田アカデミーの「スーパーキッズコース」に通いつつ、算数専門塾「ティープロ算数」で算数の先取りをするというツッコミどころ満載な生活を送っておりました。 その後、小学校3年生から、関西発のスパルタ塾、「希学園」に通うようになり、6年生までお世話になりました。 受験サポートは母が中心となってしてくれましたが、いわゆる勉強を教えるという関わりではなく、送り迎えや計画立て、解き直しノートの作成など、いわゆる「黒子」に徹するような関わり方をしてくれました。その分、勉強については家庭教師の先生や塾の先生に教わりながら、なんとか中学受験をすることができました。 結果、巣鴨中学という学校に進学しました。(ちなみに、図らずも兄弟3人とも巣鴨に進学しました...。) ということで、僕自身も10年ちょっと前まで中学受験生だったということと、日々の指導時間を合わせた臨場感溢れる情報提供をしてまいりたいと思います。
なぜ中学受験指導を選んだのか
中学受験生の話は、先ほどさせていただきましたが、そこから先、現在中学受験指導に従事するようになるまでの話をさせていただきます。 まず、大学進学後、アルバイトをしないとなーと色々考える中で、2つのアルバイトを始めます。それは、「ユニクロ」と「家庭教師」です。 「ユニクロ」の話はひとまず置いておくとして... 家庭教師は、家庭教師センターを通じて生徒を紹介してもらい、そちらに出向くという形で仕事をしていました。 そこで、感じた点が衝撃的でした。 あまりにも、「自分が経験した中学受験時代と変わっていない」という点です。 親御さんが子どもにいう小言や、壁に貼ってある守られることのない約束事や、生徒がつまずくポイントなど、10年前に経験した中学受験の思い出がつい昨日のことのように思い出される感覚でした。 そして、親御さんが忙しすぎて教材の整理や計画を立てることができていなかったり、子どもが反抗期に入って親御さんの言うことを聞かなくなっていたり、親御さんが焦りすぎて子どものプレッシャーを与えてしまっているなど、受験サポートにおける課題がそれぞれの家庭で山積していることも実感しました。 その後、集団塾の講師も務め、中学受験を家庭側からも塾側からも見る中で、保護者への情報発信の必要性を強く感じたのです。 そこで、旧Twitterとブログで発信を始め、YouTubeも開始しました。 朝はカフェに行き台本を書いて、昼に撮影して、夕方に編集するという地獄のような日々を過ごしながら、のめり込むように発信していき、紆余曲折ありながらも、現在多くの方にご覧いただけるチャンネルになりました。